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年齢とともに見え方に
お悩みではありませんか?
その症状は
白内障かもしれません。
白内障は水晶体が濁る、加齢に伴う生理的変化のひとつです。誰でもいずれ発症する病気で、まぶしさ、かすみ目、視力低下など様々な症状を引き起こします。しかし、眼内レンズを用いた手術をすることで、視力はもちろんのこと、近視や遠視、乱視なども一緒に改善できる、「治せる病」でもあります。
くませ眼科の
白内障手術の特徴1
KUMASE CATARACT SURGERY
先進の医療機器を
用いた手術
従来からの白内障手術とデジタル技術(デジタル白内障手術支援システム)の融合により、
安全で正確性を重視した手術を行い、多焦点眼内レンズのポテンシャルを
最大限引き出すことを目指します。
先進技術
“Alcon Cataract Refractive SuiteTM”の導入
当クリニックでは、Alcon Cataract Refractive Suite with VerifEye Lynk™という統合された白内障手術システムを積極的に導入することで、従来からの白内障手術では独立していた各工程(計画、測定、決定、実行、検証)に関わるテクノロジーをシームレスに連携することが可能となり、思わぬ屈折誤差の発生を防ぎます。
ORA SYSTEM™ with VerifEye™ Lynkの主な特徴
ORA SYSTEM™ with VerifEye™ Lynkを用いた白内障手術
くませ眼科の
白内障手術の特徴2
KUMASE CATARACT SURGERY
適切な眼内レンズの
選定をサポート
当院では、医師による説明だけでなく、視能訓練士による丁寧な事前カウンセリングを実施し、
患者さまのライフスタイルや目の状態に適した眼内レンズの選択をサポートしています。
加えて、より高精度の予測を実現するため、人工知能を組み合わせた
複数の眼内レンズ計算式を併用します。
このようなサポート体制のもと、十分に納得いただいた上で、
ご自身のライフスタイルに合った眼内レンズを選んでいただければと思います。
多焦点眼内レンズと
単焦点眼内レンズ
白内障手術時に眼内に挿入するレンズは、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズから選択いただきます。単焦点の場合は術後ピントの合う位置が一ヶ所になるため、例えば「遠方」を選んだ場合は「近方」はぼやけてしまいます。多焦点眼内レンズを選択した場合は「近方」にもピントが合うため、眼鏡に頼る頻度が減ります。術後に眼鏡に頼る頻度を低くしたい方には多焦点眼内レンズをお勧め致します。
夜間の見え方のイメージ
昼間の見え方のイメージ
個人差はありますが、手術後の時間の経過とともに慣れてくるといわれています。
最近では、レンズの改良が進み、ハロー・グレア現象や全体的な見え方の質が
改善されたものも登場しています。
多焦点眼内レンズ【Clareon Vivity】
多焦点レンズに適した方、
適さない方
※ 術前検査の結果、白内障以外の眼の病気があった方、術後の見え方に完璧を求めすぎる方には
お勧めしない場合もあります。しっかりとお話しして決めていけたらと思います。
人工知能を組み合わせた眼内レンズ計算式の活用
Alcon Cataract Refractive Suite™を構成するARGOS®バイオメーターと統合されたアルコンビジョンプランナーに内蔵される最適化アルゴリズムを用いて継続的なパーソナライズに努めています。あわせて、眼内レンズ度数の選定に際し人工知能を組み合わせた眼内レンズ計算式も積極的に活用しています。
適切な眼内レンズに出会い
そのポテンシャルを
発揮させることで
より良い見え方を手に入れるために
一人ひとりの患者さんの、最適な見え方を追求し、安全で正確性を重視した手術をおこなうため、
くませ眼科では従来からの白内障手術とデジタル技術の融合により
屈折誤差と残余乱視を小さくすることに努め、眼内レンズのポテンシャルを発揮させることで
屈折矯正を意識した白内障手術を目指しています。
手術時期について
SURGERY PERIOD
白内障手術を
受けるタイミング
白内障は薬では治らず、治療は手術しかありません。手術のタイミングとしては、ご本人が日常生活で不便を感じるようになった時となりますので、お一人お一人の生活スタイルによって異なります。下記のような症状があったり、視力が良くても何らかの不自由を感じていたら、適切な治療および時期等に関して何でもご相談ください。
白内障手術について
ABOUT CATARACT SURGERY
[ 術式 ]
黒目のふちをわずか2㎜程度切開し眼内に入り、水晶体を包む袋を円形にくりぬきます。その穴から水晶体本体の濁りを超音波の機械で砕きながら吸引除去します。残した袋の中に新しい眼内レンズを挿入し、手術を終了します。(手術の難易度に応じて変更する場合があります。)
[ 手術方法 ]
01
角膜を約2.4mm切開します。
02
水晶体の前の膜を直径約5mmの円形状に取ります。
03
超音波白内障乳化吸引装置を用いて水晶体の中身を砕いて吸い出します。
04
空になった水晶体内に直径約6mmの眼内レンズを折りたたんで挿入します。
05
眼内レンズは眼内レンズを支える脚により水晶体内に固定されます。
[ 麻酔方法 ]
手術は点眼麻酔で行います。水晶体自体には痛みを感じる痛覚がないため、痛みはほとんどありませんのでご安心ください。痛みに特に敏感な方や、手術中に眼球が動いてしまう恐れのある方は注射での麻酔を併用させていただきます。
[ 手術時間 ]
ほとんどの方が10分未満です。難症例の方や、術中に合併症が生じた場合は手術時間が数十分延長されることがあります。ORAシステムを使用する場合、術中に最適な眼内レンズ度数を診断・選択するために、リアルタイムに測定・検証するため、通常の手術より3分から5分程度手術時間がかかります。
手術の効果と限界
白内障以外の眼の病気がない場合はほとんどの場合に良好な視力が得られます。視力の回復には個人差があり、角膜や網膜に異常がある場合は視力が改善が思わしくない場合があります。
手術後もピントを合わせる距離に応じて眼鏡が必要です。
目安として術後2週間〜1ヶ月後に眼鏡を合わせます。
術前から
術後までの流れ
SURGERY FLOW
手術
3日前
手術する方の眼だけに、手術3日前から点眼してください。
内服薬などは普段通り内服していただいて構いません。
手術
当日朝
まで
手術
当日
決められた時間までに必ずご来院ください。
来院時間は手術前日に電話でお知らせします。
※来院時間は手術開始時間ではございませんので、ご注意ください。
術後
翌日
点眼開始 首から下の入浴・シャワーが可能です。
テレビの視聴や読書・炊事・洗濯・掃除などの家事・汗をかかない程度の軽い運動が可能です。
術後
3日目
入浴、洗髪、洗顔が可能です。(洗髪時、洗顔時はできるだけ眼を圧迫したり、水が入らないようご注意ください)
飲酒・たばこ・髭剃り・車やバイクの運転(短距離)・汗をかく運動が可能です。
術後
1週間
化粧・散髪・歯科検診・ペットとのふれあい・旅行・歯科検診・マッサージ・水泳・サウナ等個人の状態に応じて可能です。
術後
2週間
術後2週間は保護眼鏡を装用しましょう。
術後
1ヶ月
術後2週間から1ヶ月後ごろに視力が安定してきます。
この時期に新しい眼鏡を作成しましょう。
術後1ヶ月で日常生活に制限は無くなります。
術後
2ヶ月
点眼終了
術後の注意点
手術直後から保護眼鏡をかけて頂きます。
術後眩しすぎたり、違和感、涙が多く出たりする場合はご購入いただいている貼る眼帯を貼付し、その上から保護眼鏡をしてください。手術当日は一時的に白っぽくかすんで見える事がありますが、角膜の腫れが原因であることがほとんどで、数日で回復してきます。
痛みどめは痛みがあれば内服を。
手術当日処方された痛みどめは痛みがあれば内服してください。手術後多少のコロコロ感やしみる感じなどの違和感を生じる事がありますが、数日でなくなります。
術後の点眼薬は手術翌日の診察後から開始してください。
点眼薬の先が眼の周りやまつ毛につかないようにご注意ください。ご自身でうまく点眼できない方は、付き添いの方にお願いしてください。術後の点眼以外は医師の許可がでるまでは点眼しないでください。眼帯をしている場合は、一時的に眼帯を外し、点眼した後に眼帯を元の位置に張り付けてください。
術後3日間は眼を圧迫したり、水が入るような行為は厳禁です。
手術前から行っていた点眼の再開時期は医師にお問い合わせください。診察スケジュールは目安です。決められた日に必ず受診してください。
絶対に我慢せずご連絡ください。
ハイリスク
白内障・合併症
HIGH-RISK CATARACT & COMPLICATIONS
ハイリスク白内障について
手術が難しくなる問題を抱えた「ハイリスク白内障」では、術後合併症が発生する危険性が高くなります。術前の検査でリスクがある場合には詳しく説明をさせていただきます。
水晶体を固定している線維(チン小帯)が弱い症例
・偽落屑症候群
・眼外傷歴がある
・眼の手術歴がある
浅前房や狭隅角
前立腺のお薬を使用している方
硬い核
成熟白内障、膨化白内障
合併症について
白内障手術では、頻度は極めて低いですが、重篤な後遺症を残す可能性のある合併症があります。当院では事前に情報をお伝えし、リスクについてのご理解をいただいています。
感染性眼内炎
手術の際や術後間もない時期に目の中に細菌などが侵入し、増殖して強い炎症を生じます。術後早期に起こるタイプは失明に至る場合もありますので最大限の注意を払っています。
駆逐性出血
術中に突然眼球の奥から大出血を起こし、高度の視力障害をきたすことがあるかなりまれな合併症です。最近の術式では切開創が小さく内圧によって自然に閉鎖するため生じにくくなっていますが、少しでも確率を下げるための工夫を行っています。
後嚢破損
手術中に水晶体嚢の後面(後嚢)が破れてしまうこと。後嚢が破れると眼内レンズの支えに不安が生じるため、レンズの固定位置に工夫が必要になります。前房に脱出した硝子体に対してはこれを取り除く処置(前部硝子体切除)を行います。
水晶体の硝子体内落下
術中に後嚢破損やチン小帯断裂が生じ、水晶体が硝子体に落下してしまうという合併症です。水晶体物質のごく一部が落下しただけであれば自然吸収するので問題はありませんが、高度の場合には取り除く手術が必要になります。
チン小帯断裂
チン小帯とは、水晶体の全周をまわりから支えている無数の細かい繊維です。手術中にこれがある程度の範囲にわたって断裂すると、その範囲の水晶体嚢が支えを失い、眼内レンズを水晶体嚢で支えることができなくなるので、眼内レンズを眼球壁に縫い付ける処置(眼内レンズ縫着や強膜固定)を行います。白内障手術では眼内レンズがー度に入らないケースがあり、2回に分けて手術をする場合があります。
人によって発生頻度が違い、場合によっては後遺症を残す可能性のある合併症
眼圧上昇
術後の炎症や出血、および手術前からあった緑内障の悪化などが原因となり、眼圧が上がることがあります。多くの場合、点眼や内服治療でコントロール可能ですが、まれに緑内障の手術が必要となることがあります。
後発白内障
術後数ヶ月から数年経過した後で濁ってくることがあります。これは内に残った水晶体の細胞が術後増殖し、透明な嚢が濁ってくる病気です。外来でのレーザー治療により濁りを飛ばします。
黄斑浮腫
術後1〜2週間してから網膜の中心部(黄斑部)がむくんで視力が下がることがあります。近年は抗炎症薬を術後から点眼することで発症率を大幅に低減することが可能となりました。
目が赤い、目がゴロゴロする
手術後白目に赤く出血が残ることがあります。自然経過で約2週間弱で吸収しますので心配はいりません。手術の傷口は大変小さなものですが、細かな凹凸のため多少異物感を生じます。
眼内レンズの度数ずれ
眼内レンズの度数はもともと計算式で算出していますので、ある程度の誤差はつきものです。しかし、狙った度数からあまりにも外れてしまった場合には眼内レンズを交換する再手術が必要になることもあります。
虹彩脱出
もともと虹彩(茶目の部分)の張りが弱い場合があり、一時的に創口から眼外に脱出してしまう事があります。見え方に影響することはほとんどありません。
迷走神経反射アレルギーショック
手術に対する過度の恐れや眼球圧迫操作が原因となり、一時的に脈が遅くなる方がいます。また、術中使用薬剤が原因でアレルギー反応を起こし、生命の危険を伴う可能性が極めて稀ですがあります。
角膜浮腫
手術が原因で角膜を透明にする細胞が減少し、角膜の透明性が低下する事があります。ほとんどの場合一時的で、次第に回復していきますが万が一、回復しない場合は極めて稀ですが角膜移植が必要となる可能性があります。
残留皮質
術中に発見できなかった残留物が術後に見つかる事があります。視力に影響する場合は再手術で除去致します。
眼瞼下垂・複視・その他
術後に瞼が上がりにくくなる事が稀にあります。もともと斜視のある方は術後視力の回復が原因となって、ものが二重に見える可能性があります。
費用について
SURGERY COSTS
当日お支払いいただく
費用の概算(片眼)
1割負担:約17,000円
3割負担:約49,000円
高額療養費制度の利用により、同月内に両眼の手術を行った方が医療費の自己負担額が変わる場合があります。年齢、収入に応じて異なりますので、スタッフまでお気軽にご相談ください。
医師のご紹介
DOCTOR
院長
医学博士 日本眼科学会専門医
熊瀬 文明
KUMASE FUMIAKI
学歴 | 岡山大学教育学部付属中学校 卒業 洛南高等学校 卒業 岡山大学医学部医学科 卒業 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 博士課程 修了 |
---|---|
留学歴 | Massachusetts Eye and Ear, Harvard Medical School 留学 |
職歴 | 2014年 岡山済生会総合病院眼科 医長 2015年 岡山大学病院眼科 助教 2017年 倉敷成人病センター眼科 医長 2020年 くませ眼科 院長 |
著書 | ハーバード大学眼科イラストレイテッド マニュアル 日本語版(金原出版)分担翻訳 |
資格 | 博士(医学/岡山大学) 日本眼科学会専門医 身体障害福祉法第15条指定医 難病指定医 眼科PDT認定医 |
患者さんの権利
- 1.患者さんはご自身の病状や治療法などについて、納得がいくまで説明を受ける事ができ、内容についていつでも質問する事ができます。
- 2.患者さんは十分な説明を受けた上で、治療をしないという選択を含め、治療法を選ぶ事ができます。
- 3.患者さんはいつでも他の医師の意見を聞くセカンドオピニオンを得る事ができます。
- 4.患者さんはカルテを含む診療情報をいつでも開示請求する事ができます。
- 5.患者さんの個人情報は全て厳正に秘密が守られます。
患者さんの責務
- 1.患者さんは療養上必要な情報を、医師やスタッフにできる限りご提供いただく必要があります。
- 2.患者さんはご自身が選択された治療の効果を上げるべく、医師やスタッフの指示に従い、ご協力いただく必要があります。
- 3.患者さんは当院において他の患者さんの不利益となるような行為をしないようご配慮いただく必要があります。