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小児眼科とは

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2021/09/22

小児眼科は、一般の眼科とは少し役割が異なると考えています。
大人がかかる眼科は目の疾患の治療が主となりますが、小児眼科ではまだ目の仕組みが完全には発達していない状態での治療となります。
そのため、大きくなってから正常な目のはたらきが出来るようにする、という観点が加わってきます。


子どもの視力は、3歳ごろまでに急速に発達し、8歳ごろに成人と同じレベルに完成します。この視覚刺激に対する感受性が高い期間内に、弱視の危険があれば、早く見つけて治療をしないと、十分に視力が発達しないままになってしまいます。 弱視は、早期発見・早期治療が大切で、理想は就学前までの治療です。弱視の治療は適切な眼鏡を常用させることが第一ですが、次に片方の目だけが弱視の場合は、家庭で正常なほうの目に眼帯(アイパッチ)をつけて遮閉し、休憩をはさみながら2時間〜4時間ぐらい、弱視の目だけで物を見る訓練を行います。就学後だとこうした弱視訓練の時間も取りにくくなります。

弱視とは、脳の発育障害によって起きる低視力のことで、眼鏡をかけても視力が十分に出ない状態を言います。適切に治療をしないと、手先を使うようなこまかい作業が苦手になったり、運動発達などにも影響が出たりすることがあるため早期発見・早期治療が大切です。弱視の頻度は、50人に1人といわれています。

お子様の目の障害は外見からはわかりにくいため、見過ごされやすいです。いつも顔をテレビに近づけて見るなど、わかりやすいサインを出す子もいますが、気づかないこともあります。たとえば弱視の1つである不同視弱視は、屈折異常(遠視や乱視)に強い左右差があるために起こる、片目の視力障害です。普段は正常に発達しているほうの目を中心に使って見ているので、生活に支障が出にくく、気づきにくいです。

次のサインが見られたら、早めに眼科で診てもらいましょう。
①片目を隠すと嫌がる
②目つきや目の動きがおかしい
③テレビや絵本を、近づいて見る
④あごを上げたり、頭を傾けたり、横目で見たりする
⑤ひどくまぶしがる
⑥物にぶつかったり、転びやすい
⑦気になる目の異常がある

個人差はありますが、3歳くらいになれば、ある程度検査が出来るようになります。視力が測定できる年齢になったら、目のはたらき具合を確認するためにも一度眼科でしっかり検査を受けることをお勧めします。

当院では認定視能訓練士を含む視能訓練士
が5名在籍しています。
視能訓練士とは小児の弱視や斜視の視能矯正や視機能の検査を行う国家資格を持つ専門技術職です。視機能のスペシャリストとして、乳幼児からご高齢の方まで世代を超えて皆さまの大切な目の健康を守るお手伝いをしています。

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